Allegro の水資源に関する方針

Allegro では、地球環境への負担を常に考慮しながら、私たちの生活を大きく変える革新的な製品をお届けしたいと考えています。世界的課題への対応という点で、株主や従業員、利害関係者そして国際社会に対する当社の責任を慎重に検討する必要があります。水質汚染や衛生環境の汚染が世界各地で大問題となっており、きれいな水や良い衛生環境の入手が困難となっています。この問題への対応は今後さらに困難さを極めていくと思われます。当社では、当社事業およびサプライチェーンにおけるウォーター スチュワードシップに対するアプローチとして人権ベースのアプローチを採用することに全力を注いでいます。そしてこのアプローチを地域社会や顧客、従業員、その他利害関係者とのもっと広範な関わりにおいても採用していきます。

当社は、安全な水を十分に入手できることは当社事業の展開地である地域社会にとり極めて重要なことであると認識しています。Allegro では、当社を取り巻く地域社会を支援するような持続可能な組織作りに全力を注いでいます。半導体製造プロセスには水の使用が付き物です。Allegro が社内製造プロセスで使用した水を使用前と同等またはそれ以上の水質で大地へと戻していることに誇りを抱いているのはそのためです。

2010 年、国連は世界人権宣言の内容を広げ「水を得る権利」1を追加しました。この権利は、個人用、家庭用に万人が十分、金銭的・物理的に利用可能、安全かつ受容可能な水を得る権利として定義されています。Allegro ではこの宣言と人権を確認した上で尊重しています。

水質問題を緩和し今後の不確かさに適応していくために、当社は次の分野への対処を予定しています。

  • 当社事業の展開地である地域社会において、当社の直接的な事業運営が水および良い衛生環境を得る権利を侵害することのないよう徹底させる。具体的には以下を実行。
    • 安全かつ衛生的な職場環境の整備。これには飲料水、衛生用水ともに施設内での信頼できる水の確保も含まれる。
    • 現地の法規制を絶対遵守した形での廃水の排水目標の設定。義務付けられている場合は、環境へと排出する前に社内で処理。
  • 事業運営における水の使用を効果的かつ効率的に管理する一方で、責任ある方法での持続可能な水の使用の実現に向け地域社会内で共同で取り組むなど、透明かつ確固とした水質管理を一貫して適用する。
  • Alliance for Water Stewardship のウォーター スチュワードシップ基準の方針を、重要度の高い流域内にある施設の自己評価モデルとして使用することを目標とする2
  • プロジェクト開発や事業計画、閉鎖計画を含む会社の意思決定に水の費用と価値を組み込む。
  • 当社のサプライチェーンおよびバリューチェーン内におけるウォーター リスクを事前評価する。

当社はきれいで持続可能な水資源に対するコミットメントを掲げています。安全かつ効率的、持続可能な水資源の使用、再使用、管理、処理、排水はそのコミットメントの一環です。当社は今後も引き続き当社事業の運営における水の保全と効率性改善を推進していきます。水質管理の状況監視や目標設定、またその目標に対する進捗状況の追跡はこのコミットメントの遵守に役立ちます。当社は、当社事業の展開地である流域の利害関係者と積極的に関与することで、気候の変動や異常気象に対する回復力を事業運営とロジスティクスの両方において養っていく所存です。

安全な飲料水および良い衛生環境の整備された施設を全従業員に提供することは常に Allegro の最優先事項の 1 つです。 

https://www.un.org/waterforlifedecade/human_right_to_water.shtml

https://a4ws.org/the-aws-standard-2-0/

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